5月27日、長野市若里市民文化ホールで長野県の全国ツアーが開催されました!約130名の方が参加され大盛況だったようで、会場にいらした方からの熱いレポートが届いています。一部ご紹介いたします。
「こども食堂の第一人者の栗林さん(豊島子どもWAKUWAKUネットワーク)からは、1つ1つ、1人1人の地域の個別のこどもの課題に向き合い、地域に共感と理解と協力が生まれた、『個別支援を通じた地域づくり』の真骨頂をうかがいました。
湯浅誠さんからは、みんなが経てきた『育ち』について、
①知識・食事・エネルギーを与えられる ②日常的な体験 → 価値観 ③(自分にかけてくれる)時間 ④トラブル対応
この4点のポイントを教えていただき、親がやれない場合、地域的に・社会的に用意をする、その一例が『こども食堂』であり、その中で、体験があるか、出会いがあるかが重要だと話されました。また、「こどもの育ちの手法」と「つながるポイント」を伝えていくのが、今回長野でも開催された【広がれ、こども食堂の輪!全国ツアー】の目的だと教えていただきました。その他、県内の取り組みを引っ張っていく『信州こども食堂ネットワーク』の報告も力強かったです。そして、県内のたくさんの実践者が集まっていたのが嬉しかったです。」
なんだか、読ませていただいているこちらも熱くなってきますね~
さらに、会場に足を運んだ全国ツアー実行委員会のメンバーからも、レポートが届いております。こちら一部ご紹介いたします。
「第一部での栗林さん、佐甲さん、湯浅さんのリレートークは、現場から、中間支援者として、全国ツアーが何を目指すかという、それぞれの視点から話されていて、とても腑に落ちるリレートークでした。
「居場所」「協働」のほか、「大人たちにとってのこども食堂」=「大人たちのつながり」が、この日のキーワードになりました。うち、「協働」と「大人たちのつながり」が後半のパネルディスカッションで話し合われました。特に、「大人たちのつながり」については、会場からの質問もあり、高齢者介護との連携にまで話が発展し、「宅老所」「宅幼老所」でのこども食堂の実践、県が両者の連携を促す制度的な検討を始めていることなどが紹介されました。
子どもの貧困問題として真正面から取り組んで短期間に県内にこども食堂のネットワークを広げている青木さんの熱さ、県の轟担当部長の冷静で論理的な話しぶりが対照的で、人材の多様さ、というか適材適所ぶりが印象的でした。」
長野県ツアーの事務局の認定NPO法人長野県みらい基金の高橋さまからは「いくつかのグループに分かれている子ども支援団体や、普段一緒に動けない県社協、協働という名のもとに県や行政、ライオンズクラブ、連合、更生保護女性連盟などの方々が集い、繋がり始めたことがよかったと思います。子ども食堂を広めよう、というツアーから、どんな中身なのか、に変換していくタイミングを感じました。」というご感想をいただいています。
ツアー開催を機に多様な方々のつながりが広がり、多くの学びと気づきの時間により、冷静と情熱の間で子どもと大人、みんなにとっての「こども食堂」がより鮮明に見えてきたようです。全国ツアー中盤に、熱く学び深いレポートをありがとうございました!